泌尿器科
腎臓から膀胱までの泌尿器(腎臓・尿管・膀胱・尿道)や前立腺についての診断・治療を行う診療科です。
主にご高齢の方が罹る病気が多いというイメージに思われがちですが、前立腺肥大などは40代、50代の方でもみられます。気になる症状がある方は、受診することをお勧めします。その他、前立腺がんのPSA検査(※1)なども行っております。 精密検査や入院治療の必要性がある場合には、連携している総合病院へのご紹介も行います。
PSA検査(※1)について 連携病院について泌尿器科の症状について
こんな症状があったら、当院にご相談下さい。 以下に、お心当たりのある方は、お早目に当院までご相談下さい。他にも、ご不安な症状がある方は遠慮なくおっしゃってください。
- 腰や横腹や下腹が痛い
- 腰や横腹や下腹を打撲して血尿が出る
- 尿が近い 尿が出にくい
- 尿が漏れる
- 尿をがまんすることが難しい
- 夜中に何回もトイレに行く
- 尿が残った感じがする
- 下腹部が張っている
- 尿をする時に痛む
- 陰部や尿道に不快感がある
- 尿道から膿が出る
- ペニスや陰部にかゆみやできものがある
- ペニスや陰部を打撲し出血や腫れがある
- 精液に血が混じる
※1:PSA検査とは?
PSA検査は、採血のみの検査です。
血液中にある前立腺に特異的なタンパク質の一種「PSA」の値を測定します。スクリーニング検査のなかで、もっとも精度が高く、気軽にご受診していただけます。
PSA値が高くなるにつれ、前立腺がんである確率も高くなっていきます。ただし年齢によっても基準値が異なりますので、当院で検査をご受診いただく際には、患者様のご年齢のステージに合わせ診断をご案内します。
また、前立腺肥大症や前立腺炎であっても高値になる可能性がありますので基準値以上の値が出た場合、前立腺がんであるかを診断するために、精密検査をご受診いただきます。
※PSAの基準値以下の進行がん(PSA陰性がん)を見逃さないためには、直腸内触診をしていただきます。
※人間ドックをご受診の機会がある方、父、兄弟、子に前立腺がん患者様がいらっしゃる方は、40歳からの定期検診をお奨めいたします。
PSA検査は非常に有用です
前立腺がんの早期発見にはPSA検査が非常に有用です。 PSAとは前立腺に特異的なたんぱく質の一種で、前立腺がんになるとPSA値が高くなります。
PSA値が正常の場合であっても血液中にわずかに存在します。ところが前立腺がんになると血液中に大量に流出されるため正常値と格段に高い数値が得られます。PSA検査はこの性質を利用した精度が高い優れた検査法であるといえます。